普段何気なく使う 「は」と「が」、使い方を間違えると文章のニュアンスが変わってしまい、自分の伝えたい思いが、相手に伝わらない文章になってしまいます。
例えば、①私がここに残ります。と②私はここに残ります。では、ニュアンスが変わってきますね。
今回は 、この「は」と「が」について、勉強した事をブログに残していきたいと思います。
主語を示す「は」と「が」の使い方ルール１
主語が新情報なら「が」旧情報ならば「は」を使う。
例えば、①誰がこのブログを書いているの？ナナイロが書いています。
この場合、主語が新情報(知らない情報)なので「が」を使います。
次に②ナナイロは何をしているの？
この場合、ナナイロの事を知っている人が使っている為、主語の後には「は」を使います。
もう一つ例文。
①日本の中心は明石である。
明石が日本の中心とすでに知っていたり、文中で紹介している場合ははを使います。
②日本の中心が明石である。
明石が日本の中心である事を始めて出す新情報の場合はがを使います。
主語が新情報（未知の情報）なら「が」を旧情報（すでに知っている情報）ならば「は」を使う。
主語を示す「は」と「が」の使い方ルール２
見たり聞いたりしたままの事実を素直に表現する場合は「が」を付ける。
例えば
①生涯未婚率が増えた理由は、男性の所得が少ないからである。
テレビ等で聞いた情報を素直に伝える場合は主語の後に「が」を使います。
②生涯未婚率は 増えた理由が、男性の所得は少ないからである。
はを使うと違和感がでますね。
主語を示す「は」と「が」の使い方ルール３
述語の種類で「は」と「が」の使い方が変わる。
①ナナイロはライターです。(述語が名詞）
②ナナイロは繊細だ。 （述語が形容詞）
③ナナイロは走る。 （述語が動詞）
上記の例を変えてみます。
①ナナイロがライターです。(述語が名詞）
②ナナイロが繊細だ。 （述語が形容詞）
③ナナイロが走る。 （述語が動詞）
ニュアンスが変わりましたね。はをがに変える事で、主語のナナイロのイメージが変わりました。
どちらの文章も間違いではありませんが、ニュアンスが変わります。ただ、これも主語が未来か過去かで考えると、はを付けた方が良いのか、がを付けた方が良いのかわかりますよね。
最後に
本当に文章って考えれば考える程、難しいですね。今回のおさらいです。
① 主語が新情報なら「が」旧情報ならば「は」を使う。
② 見たり聞いたりしたままの事実を素直に表現する場合は「が」を付ける
③ 述語の種類で「は」と「が」の使い方が変わる。
