本田健さんが書いた本、30代にしておきたい17のことを読んでみたので感想を書いてみました。
まず本田健さんの書く文章は読みやすく面白いのでスラスラ読めます。4時間くらいで全て読み終えました。
読み終えた後「勇気をもらえた」「同世代もみんな悩んでいるんだと知れた」「人生まだチャンスはあるように思えた」といった感じです。
私も30代で人生について悩んでいたので、この本を書店で見つけた時この本を読んで「なにか今後の人生にとってヒントになれば・・・」このような気持ちで本を手に取りました。
30代って良くも悪くも人生が大きく変わる年なので、希望と絶望の狭間にいるんですよね。なので何を頑張れば良いのかわからなくなってくる年だと思います。
この本は30代のうちにやっておいた方が良い事について17ポイント記載されています。
全てを記載するのもネタバレになってしまい良くないと思うので、私がこの本を読んで感銘を受けた点。ヒントになった点に対してレビューしていきたいと思います。
両親とお別れしておく
まず、この考えは自分にはなかったので記載。30代にしておきたいことの一つ「両親とお別れしておく」この考えが私には斬新でした。
本田健さんが言うには良くも悪くも30代は両親といい距離がとれる年代なのだそうです。
子どもが生まれ、子育てする気持ちがわかったり、子どもの時は両親が凄い存在に見えたりもしましたが、いざ大人になってみるとあまりにも不完全な自分に気づいたりといった様に両親の気持ちがよくわかり親しみを持ち、両親から友人になれる年代が30代なのだそうです。
両親と友人になり本当の意味で和解する事によって、安定感があり社会人として機能し、アジのある大人になれるようです。反対に両親と和解がすんでいないとどうしても子どもぽい大人になってしまうようです。
また自分のマイナス点は自分では解りにくいものですが、両親をみる事によって自分のマイナス点が一瞬でわかると記されていました。
私もこの意見をみて「確かに」と思ったのですが、自分のマイナス点を考えてみたら自分が評価する両親のマイナス点と同じでした。
「口下手なところ」「自己中心的なところ」「ネガティブなところ」などなど
自分のマイナス点を知りたければ両親のマイナス点をみると意外とあっさりわかってしまうかも知れませんね。
両親とお別れというのは、両親と和解し友人になり客観的に両親と接する事で安定感があり、アジのある大人になれるといったところでしょうか?
今までの人生で全然気にかけていなかった部分なので参考になりました。
自分の内にあるダークサイドを癒す
30代って可能性もありますが、ある程度未来が見えてしまう年齢でもありますよね。希望もありますが、この程度の人生を送る事に決まってしまうのか?といった絶望感も大きい年代だと思います。
この絶望感が自分の中のダークな部分に拍車をかけるみたいです。ダークな部分が大きくなると部下に激高したり、お酒に溺れたり、急に仕事を辞めてしまったりするそうです。
ダークな部分が強くなることによって30代で人生を潰してしまう人もチラホラでてくるのが30代なのです。
また20代で行ってきた不摂生や20代で行ってきたことが膿となってドバーッとでるのが30代なんですね。
例えば不摂生な生活をおくっていた方は体に異常がでてくるようです。
なので体調管理やメンタルケアなどはしっかり行っていきダークな自分を認めてあげる事も大切だと著者には書かれていました。
私も20代は社会生活といった所から逃げってしまった人間なので、社会で生きていく為のスキルが不足しているせいか結構しんどい30代半ばを送っています。
20代でたまった膿を今少しずつ出しているのを現在進行形で実感しています。
とりあえず30代といった年齢はこのような危ない時期だといった事を理解し人生を慎重に選択しなければいけない時期であるといった内容でした。
大好きな事を仕事にしよう
私の中で勇気付けられた章です。「大好きな事を仕事にしよう」その中でも良かった箇所がどんな時もワクワクする事を選択しようといった部分です。
これからの人生でおこる数々の選択。選択を決めるポイントは自分がワクワクする事を選択する。少し怖いけど楽しそうな事を選択する事で、それが次の面白い事に繋がっていくみたいです。
この章を読んで30代も捨てたもんじゃない。ワクワクする事を選んで良いんだ。といった気持ちになれました。
ワクワクする事を選び続けた結果40代、50代が楽しい人生になれば、それはもう最高ですよね。
最後に
30代って良くも悪くも変化の年で周りも自分の環境も大きく変わる年代です。
今後辛い人生を送るのか?楽しいワクワクするような人生を送るのか?岐路に立っているあなたにとって本田健さんの本が少しでもヒントになれば良いですね。